【INJ-4】 進化するプリンテッドエレクトロニクスの最新技術動向

1月20日[金] 9:30~12:00

急展開するプリンテッドエレクトロニクス技術の動向

[講師]
大阪大学
産業科学研究所 教授 
菅沼 克昭



<講演内容>
印刷を用いたエレクトロニクス製造技術が、今、世界で急展開を見せ始めた。材料の革新では、大気中印刷で移動度が10c㎡/V・sを越える有機半導体のマトリックス形成が可能になった。銀ナノインクでは100℃から常温の配線、銅インクも光焼成技術により温度の制約がなくなりつつある。ソーラーの実用化、照明、あるいは部材としてはITO代替透明導電膜が実用に最も近く、これらの展開を紹介する。

<講演者プロフィール>
1982年東北大学金研において博士取得後、阪大産研助手に勤務、セラミックスと金属の接合に従事した。
1986年防衛大助教授に移り、接合・複合と同時にJIEPを中心に鉛フリーはんだ実装研究を開始した。1996年阪大産研に教授として戻り、鉛フリーはんだ研究に注力。界面微細組織、凝固欠陥発生機構解明と抑制策提案、更に導電性接着剤やナノ粒子ペースト技術開発、特に金属ナノ粒子インクを用いた常温実装技術開発などへ展開している。現在、NEDO導電性接着剤技術試験方法標準化プロジェクト委員長などを勤める。欧州ESTCなどのアドバイサリーを務める。

最新の印刷技術の進歩と応用展開
~実用化が進化している印刷エレクトロニクス~

[講師]
DKN Research, LLC,
Managing Director 
沼倉 研史



<講演内容>
この数年のエレクトロニクス用印刷技術、特にスクリーン印刷やインクジェット印刷、さらにはそこで使用されるインクの能力向上には目覚ましいものがある。進化した印刷エレクトロニクス技術は、従来の技術では実現が困難な電子回路、特に民生用機器や医療機器などの分野で新しい電子デバイスの実現に大きな寄与を始めている。

<講演者プロフィール>
DKN Research Groupの創設者、最高経営責任者であり、DKN Research Newsletterの発行者である。回路基板・パッケージング材料業界で30年の経験を持ち、過去10年間で高密度基板・材料における最新技術を数多く開発してきた。主要な講演会、専門誌において100以上の論文を発表する傍ら、電子パッケージング技術に関する執筆活動や、雑誌、ニュースレターへの寄稿も行っている。茨城大学において物理化学および核化学過程で修士号を取得している。

フレキシブル有機ELディスプレイ技術動向

[講師]
山形大学
有機エレクトロニクス研究センター 副センター長 教授 
時任 静士



<講演内容>
次世代のモバイルディスプレイとして、フレキシブルディスプレイが注目されている。本講演では、プラスチックフィルム上に有機トランジスタと有機ELを微細に集積したディスプレイについて、世の中の動向も含めて紹介する。

<講演者プロフィール>
1987年 九州大学大学院総合理工学研究科博士課程修了、工学博士。同年同大学院助手。
1988年 カリフォルニア大学サンタバーバラ校博士研究員。
1990年 豊田中央研究所主任研究員。
2001年 NHK放送技術研究所主任研究員、2006年同所研究グループリーダー、2009年同研究所部長
2010年から山形大学大学院理工学研究科教授、現在に至る。

(敬称略)

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